作業服にネーム入れをする納得の理由とは

「ネーム入れ」とは、さまざまなアイテムに企業名やロゴマーク、個人名などをプリントしたり、刺繍したりすることを言います。最近ではネット通販やアプリで簡単にネーム入れができるサービスも提供されていて、誰でも気軽にネーム入れができます。

仕事で毎日着用する作業服に社名やロゴマークを入れる企業も多くありますが、ネーム入れをするメリットやデメリット、ネーム入れの種類についてご紹介します。


作業服にネーム入れをするメリットとは?

仕事をする上で組織の一員であるという意識は非常に重要なものです。社名入りの作業服を着ることで組織の一員という責任感が高まり、仕事への意識向上につながります。また、同じ作業服を着たスタッフ同士には一体感が生まれます。

スポーツでもチームメイトが同じユニフォームを着て協力しあうように、皆でひとつのことを成し遂げるチームワークが発揮できるのも大きなメリットです。さらに、複数の会社からスタッフが派遣されている作業現場では、ネーム入れをした作業服のおかげでどこの会社のスタッフかすぐに見分けがつくなど利便性の向上も狙えます。

社外の人に社名を覚えてもらいやすくなるというのもメリットでしょう。ダーク系の色が多い作業服ですが、社名や個人名が入ることで華やかでオリジナリティあふれるお気に入りの一着になることでしょう。

作業服にネーム入れをするデメリットとは?

ネーム入れをするには当然コストがかかります。サイズや色数、ネーム入れの場所によって料金が変わり、まとめて発注する方が1枚あたりの単価は安くなることが多いです。そのため、後から追加で数枚だけ注文する場合には割高になる可能性が高いです。

また、社名やロゴマークを変更することになった場合には、未着用の作業服があっても再度発注が必要になります。

作業服の代金+ネーム入れ代金がかかりますので、出費は増えてしまいます。最近の作業服はカジュアルなデザインのものも多く、普段着として着用したいというスタッフもいるかもしれません。作業服は機能性に優れているので、プライベートでも着用できるのは魅力的です。

しかし、ネーム入れをした作業服だと、場合によっては会社のイメージを悪化させたり、個人情報が漏洩したりするというリスクも想定しておく必要があるでしょう。


ネーム入れの種類にはどのようなものがある?

ネーム入れの方法には、転写プリント、シルクスクリーン印刷、カッティングプリント、刺繍があります。それぞれの特徴やメリット、デメリットをご紹介しますので、予算や仕上がりのイメージ、注文数により最適な方法を選びましょう。

作業服の素材やデザインによってはプリントや刺繍ができない場合もありますので注意が必要です。

転写プリントとは?

インクジェットプリンターで専用のシートにデザインをプリントし、熱で圧着させる方法です。フルカラー印刷で、細かいデザインでも表現が可能です。色鮮やかで、グラデーションを使用したデザインや、写真など色数の多いデザインに向きます。

デザインに沿って周囲にフチが付きます。小ロットでの注文におすすめです。何回も洗濯を繰り返すと剥がれたり、色褪せたりといった劣化が避けられないのがデメリットです。また、金・銀・蛍光色は表現できません。縫い目など段差がある場所には対応できません。

カッティングプリントとは?

デザインに合わせて1枚のカラーカッティングシートを切り抜き、熱圧着で貼り付ける方法です。単色デザインに向いています。色は業者が用意しているシートの中から選びます。版をつくる必要がないため、低料金で仕上げることが可能です。

通常の洗濯では剥がれることはありませんが、刺繍ほど強くはありません。金や銀などの色表現が可能です。小ロットでの注文におすすめです。複雑なデザインや細い線はカットができないため不可能です。縫い目など段差がある場所には対応できません。

シルクスクリーン印刷とは?

版を作成し、その上からインクを刷って版画のようにプリントする方法です。Tシャツなどのプリント方法としてもよく利用される一般的なプリント方法で、仕上がりが美しく、耐久性があり、洗濯にも強いという特徴があります。

色数が少ないデザイン向きで、大きいデザインでもプリント単価を安く抑えることができます。大ロットの注文なら低コストで印刷可能です。版を作成するため、1枚だけのプリントでも製版費用がかかります。また、色数分だけ版が必要になるため、色数が増えるとその分製版費用がかさみます。

縫い目など段差がある場所には対応できません。

刺繍加工とは?

作業服自体に刺繍を縫い付けていく方法で、最も高級感のある仕上がりです。立体感が出るため、存在感のある仕上がりで、オリジナルロゴや特殊なフォントでも再現が可能です。作業服の場合、仕事内容によっては激しく擦れたり、頑固な汚れがついたりしますが、刺繍なら繰り返し洗濯機や乾燥機を使用しても、プリントのように剥がれたり、色褪せたりすることはありません。

よほどのことがない限り糸がほつれる心配もありません。サイズが大きめのロゴマークや、社名・名前等のテキストなら刺繍がおすすめです。また、刺繍加工には直接生地に糸を縫い付ける方法とは別に、刺繍でワッペンを縫い付ける方法もあります。

ワッペンなら立体的なフォルムでさらにオリジナリティが出せます。プリントと比べると再現できる色やデザインに限界があるのがデメリットです。また、細かい文字や小さなサイズの加工は難しい場合があります。プリントよりも納期がかかることが多いので、発注の際は注意しましょう。

ネーム入れができる場所は?

作業服へのネーム入れで一番多いのは胸部分、次いで腕部分です。参考サイズはタテ10cm×ヨコ10cm程度で、社名やロゴマーク、個人名のネーム入れがほとんどです。最も大きな面積が取れる背中には、タテ30cm×ヨコ30cm程度のサイズでネーム入れが可能なので、大きめのロゴマークやイラストデザインを入れることができます。

ズボンにもネーム入れは可能で、前面左右のポケットの上部や、後ろポケットの上部になります。ネーム入れ可能な場所やサイズは業者によっても異なりますので、発注前によく確認しましょう。

オリジナルの作業服をつくろう

このように作業服にネーム入れをすることで、社員の意識を高め、チームワークを発揮し、現場での利便性の向上につながるなど、さまざまなメリットが生まれます。

作業服にネーム入れをする企業が多いのもそのような利点があるからなのです。最近では手軽にネーム入れができるツールも増えています。ネーム入れの方法もさまざまですので、オリジナリティあふれる作業服をつくってみてはいかがでしょうか。